路肩走行の自転車に後続車が追突、高齢の男性が死亡

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道路左側の路肩を自転車で走行していた高齢男性に対し、後ろからきた乗用車が追突する事故が起きた。男性は死亡。夜間の見通しが悪い区間だが、クルマ側に前方不注視の疑いがあるという。

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17日午後11時30分ごろ、香川県観音寺市内の県道を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。自転車に乗っていた高齢男性は収容先の病院で死亡している。

香川県警・観音寺署によると、現場は観音寺市本大町付近で片側1車線の直線区間。75歳の男性が乗る自転車は道路左側の路肩を走行していたところ、後ろから同方向へ進行してきた乗用車に追突された。

追突によって自転車は転倒。男性は頭部を強打して意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約3時間後に死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する24歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。事故当時は降雨でさらに視界が悪くなっていた。警察の聴取に対してクルマの運転者は「自転車の存在には衝突の直前まで気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故につながった疑いを視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は夜間の見通しが悪く、降雨で視界も悪化していた状況では尾灯を持たない自転車や歩行者の発見が遅れることもある。こうした状況ではハイビームを積極的に使っていきたいところだが、街中では対向車のことも考えて使用を躊躇するようなこともまだまだ目立つ。

《石田真一》

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