AIで思考し動くフォークリフト…ZFが自動運転システムを発表

自動車 テクノロジー ITS
ZFの自動運転フォークリフト
ZFの自動運転フォークリフト 全 3 枚 拡大写真

ZFは4月23日、ドイツで開幕した「ハノーバ・メッセ」において、フォークリフト向けの高度な自動運転システムを発表した。

画像:ZFの高度な自動運転フォークリフト

このフォークリフト向けシステムは、「ZFイノベーション・フォークリフト」と命名。高度な自動運転技術を搭載し、電動化および完全にネットワーク化されたフォークリフトとなる。

ZFイノベーション・フォークリフトでは、周囲の環境を認識するカメラとレーダーシステムを装備。システムが得たデータは、人工知能(AI)ソフトウェアをベースとしたZF「ProAI」中央コンピュータによって分析される。

そして、フォークリフトに搭載されたZFの電動リアアクスルステアリングや駆動システムを、自動でコントロール。自動運転で出庫し、荷物を運搬した後で、戻ってくる。目で見て、思考し、行動するフォークリフトとした。

また、このフォークリフトには、ZFの最新センサーを採用。ZF ProAI中央コンピュータで分析されたデータは、フォークリフトに障害物の前で停止し、回避して再び動くように指示。ディープラーニング・アルゴリズムが、さまざまな潜在的シナリオを高速で予測し、最適な行動を可能にするという。

さらに、このフォークリフトは、デジタル化された生産ネットワークで作動。管理システム、インフラストラクチャー、他の車両と通信する。クラウドベースのフリート管理により、個々のフォークリフトのデータを効率的に管理し分析。システムでは例えば、すべてのフォークリフトのバッテリー残量を考慮し、充電をスケジュールすることが可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
  5. トヨタ自動車 128万台にリコール…パノラミックビューモニターの確認ができない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る