夜間の見通し悪い道を歩いていた女性、対向してきたクルマにはねられ死亡

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夜間の見通しが悪い道路を歩いていた女性に対し、対向してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡しており、警察はクルマ側の前方不注視が事故の原因とみている。

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23日午後9時ごろ、鹿児島県鹿児島市内の市道を歩いていた女性に対し、対向してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

鹿児島県警・鹿児島南署によると、現場は鹿児島市上福元町付近で片側1車線の直線区間。67歳の女性は道路右側の路肩を歩いていたところ、対向するように走行してきた乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。クルマを運転していた同市内に在住する20歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。警察の聴取に対して運転者の男性は「歩行者の発見が遅れ、ブレーキを掛けたが間に合わなかった」などと供述しており、警察ではクルマ側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は街灯が少なく、夜間の見通しが悪い区間となっている。死亡した女性が歩いていた側は路側帯も狭く、車道と隣接した状態となっていた。

運転者は「発見が遅れた」という内容の供述をしており、前方不注視が事故の主因とみられているが、こうした道路では歩行者側も反射材を着用するなど、「クルマ側から発見しやすくする」といった工夫が必要となってくる。「クルマ側は自分を見ていないし、そもそも歩行者に関心がない」という理解でないとこうした事故は無くならないだろう。

《石田真一》

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