マツダは4月27日、2018年3月期(2017年4月~2018年3月)の連結決算を発表。グローバルでの販売好調などにより、増収増益となった。
2018年3月期のグローバル販売台数は、新型『CX-5』のグローバル展開が販売増加に貢献し、同4.6%増の163万1000台となった。市場別内訳は、国内が同3.8%増の21万台、北米は同1.5%増の43万5000台、欧州が同2.6%増の26万9000台、中国は同10.5%増の32万2000台で過去最高を記録。その他地域は同5.3%増の39万4000台だった。
これら台数増加や為替相場の円安影響により、売上高は前期比8.1%増の3兆4740億円で2期ぶりの増収。営業利益は、米国での出荷台数減少や販売費用増加もあったが、為替影響やコスト改善などにより、同16.5%増の1464億円で2期ぶりの増収となった。
経常利益は、業績が好調な中国の関連会社などの寄与により、持分法による投資利益324億円を計上したことから、同23.4%増の1721億円。純利益は同19.5%増の1120億円。3期ぶりの増益となった。
今期の連結業績見通しは、売上高が2.2%減の3兆5500億円、営業利益が同28.3%減の1050億円、経常利益は同24.5%減の1300億円、純利益は同28.6%減の800億円とした。またグローバル販売台数の見通しは同1.9%増の166万2000台とした。