多重衝突を起こしたトレーラーが歩道橋を直撃、倒壊のおそれも

自動車 社会 社会

交差点手前でトラックやトレーラーなど3台が関係する多重衝突が発生し、このうち1台が歩道橋を直撃した。歩道橋は階段部分が大破しており、不用意に動かすと倒壊のおそれがあるという。

☆☆☆

1日午後4時10分ごろ、福岡県田川市内の国道201号で中型トラックや大型トレーラーなど3台が関係する多重衝突事故が発生した。1台は歩道橋にも衝突しており、この事故で運転者3人が負傷している。

福岡県警・田川署によると、現場は田川市川宮付近で片側2車線の直線区間。大型トレーラーは、隣車線を走行していた中型トラックと接触した弾みで対向車線側へ逸脱。対向してきた別の大型トレーラーと衝突し、道路右側の歩道橋階段部分に突っ込んだものとみられる。

この事故で3台の車両はいずれも運転席部分が中破しており、運転者3人が重傷を負った。歩道橋や歩道部分に歩行者はおらず、巻き込まれによる人的な被害はなかったという。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間。トレーラーを撤去すると歩道橋が倒壊するおそれがあり、警察は撤去方法について検討を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

事故はトレーラーの車線変更が発端となったものとみられるが、衝突によって車両の向きが変わったとみられており、正確な事故発生プロセスの解明には時間を要するようだ。

トレーラーの直撃を受けた歩道橋は階段部分が外れかかった状態となっており、歩道橋の橋部をクレーンで吊り上げるなどしてから車両を動かさないことには倒壊の危険があるため、現場の交差点を中心とした通行止めや迂回の措置が行われている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る