三菱 デリカ 50周年…キャンペーンを企画する若手社員がしたこと

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三菱自動車の志治さん
三菱自動車の志治さん 全 4 枚 拡大写真

4月25日にスタートした三菱自動車『デリカ』シリーズ50周年キャンペーン。初代デリカがデビューしたのは三菱自動車がまだ三菱重工業の自動車部門であった1968年だが、50周年キャンペーンのディレクションを手がけるのは20歳代という若さのマーケティング推進部スタッフ、志治幸奈さん。

現行モデルを含めたすべてのデリカのお客様に感謝の意を示すキャンペーンにしたいという志治さんは新卒入社組。現行モデルの『デリカD:5』より前の世代のモデルについては、マーケティング推進部に配属されてから本格的に知ることになったという。

「まずは現場に足を運べということで、アウトドアのオーナーイベントなどに何度も参加してみました。そこで強く感じたのは、お客様がいかに熱烈にデリカを愛好してくださっているかということでした。デリカはD:5まで5つのモデルがありますが、世代ごとにこだわりを持っていただけている独特の部分がある。昔のモデルに何十万kmも乗り続けたというケースも多い。それで、50周年はそういう思いへの感謝を示す絶好の機会だと思ったのです」

デリカは初代モデルにして3列シートのミニバスモデル「デリカコーチ」や、フォルクスワーゲン『タイプ2』のウェストファリアキャンパーを思わせるポップアップ式の可動式ルーフテントを装備した「キャンピングバン」をラインナップするなど、アウトドアレジャーを強く志向したモデルであり続けた。

「アウトドアでの楽しさをデザインするというデリカのコンセプトを50年変えずにここまで来たことは、私たち三菱自動車にとっても大きな財産になっていると思います。今年末までオーナーイベントやスペシャルコンテンツなど、多くのことをやっていきたいと思っています。とくにオーナーの皆様方による過去の思い出写真の投稿には期待しています。ぜひ楽しみにしていてください」

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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