登場から53年、群馬県に残る元西武の旧型車が一部引退…上信電鉄151形 5月25日

鉄道 企業動向
元西武401系(2代目)だった上信電鉄151形。5月25日がラストランとなる。
元西武401系(2代目)だった上信電鉄151形。5月25日がラストランとなる。 全 2 枚 拡大写真

群馬県の高崎駅(高崎市)と下仁田(しもにた)駅(下仁田町)を結ぶ上信電鉄は5月7日、150形電車のうち「151形」と呼ばれるクモハ151+クモハ152の2両編成が、5月25日限りで引退することを明らかにした。

150形は現在、3編成が運用に入っているが、今回引退する「151形」は、元西武鉄道(西武)の401系(2代目)で、150形の第1編成として1992年に入線した。残る2編成は、1996年までに西武から801系、701系を譲渡されたもので、性能的にはほぼ同じであることから、上信電鉄入線後は同一形式となった。

「151形」は、元々、1964年に411系として登場したクモハ414+クハ1453の2両編成で、1978年には冷房化などが施され、西武としては2代目の401系(クモハ408+クモハ407)となった。それらの時代を含めると登場から53年が経過しており、老朽化が進んでいた。

上信電鉄ではその引退を記念して、5月8日から記念のヘッドマークを「151形」に掲出する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る