鉄道会社がドローンの操縦士を養成へ…名鉄のドローンアカデミー、6月に開校

鉄道 企業動向
ドローンアカデミーにおける養成イメージ。
ドローンアカデミーにおける養成イメージ。 全 2 枚 拡大写真

名古屋鉄道(名鉄)は5月9日、ドローン操縦士を養成する「名鉄ドローンアカデミー神宮前校」(名古屋市熱田区)を6月30日に開校すると発表した。

名鉄の「新たなビジネス領域の開拓」の一環として設けられるもので、趣味から業務用途まで、ドローンの安全運航に関する知識や高度な操縦技術を持つ人材を育成することを目的としている。

入校の対象となるのは20歳以上で、保護者の同意があれば16歳以上でも可能。

実施される養成コースは、初心者向けの実技体験コース(90分・1万円)、初心者向けで最低限のスキルを習得するスタンダードコース(2日間・12万円)、業務用のスキルを習得するアドバンスコース(2日間・30万円)などで、より専門的なプロフェッショナルコースも設けられるが、こちらは今秋に詳細が発表される予定。

講習は9時から23時までの間、随時行なわれ、各コースの申込みは、6月初旬に開設される予定の専用サイトで受け付ける。

名鉄では今回の開校に際し、ドローンを「空のインフラ」として飛躍的な発展を見込めるとした上で、「市場拡大のボトルネックになっている操縦士不足の解決を目的としたドローンスクール事業への参入を皮切りに、今後、ドローンを活用した様々なサービスの展開について検討を進めてまいります」と述べている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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