OBDを用いた車検の手法について中間とりまとめ、対象は運転支援装置や自動運転機能

自動車 社会 行政
OBD整備のイメージ
OBD整備のイメージ 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、自動車の電子制御装置の機能確認の手法を確立するため、車載式故障診断装置(OBD)を用いた自動車検査手法について中間とりまとめを公表した。

急速に普及が進む自動ブレーキや自動車線維持機能などの自動運転技術を搭載した自動車の使用過程時における適切な機能維持を図るため、自動車の電子制御装置まで踏み込んだ機能確認の手法を確立することが必要となっている。

このため、国土交通省では、自動車に搭載されているセンサなどの構成部品の異常を自己診断し記録するOBDを活用した自動車検査手法の導入について検討会を設置し、議論を進めてきた。

検討会による中間とりまとめによるとOBDを活用した自動車検査について、2021年以降の新型の乗用車、バス、トラックを対象とする。検査するのは運転支援装置(アンチロックブレーキシステム、横滑り防止装置、ブレーキアシスト、自動ブレーキ、車両接近通報)、自動運転機能(自動車線維持、自動駐車、自動車線変更など)、排ガス関係装置。検査開始時期は2024年とする。

検討会は今後、中間とりまとめに示された方向性に沿って専門家ワーキングを設置し、OBDを活用した検査手法の詳細について議論していく予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る