現職の警官、車線またぎ走行から飲酒運転が発覚して逮捕

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宮城県警の現職警官が飲酒運転の現行犯で逮捕された。事故は起こしていなかったが、車線をまたいだ状態で走行していたところを発見されたという。

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宮城県警は14日、宮城県仙台市青葉区内の県道で軽乗用車を酒気帯び状態で運転したとして、警官の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。男は飲酒運転の事実を認めているという。

宮城県警・監察課によると、酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたのは仙台東署の地域課に所属する24歳の巡査の男。14日の午前2時50分ごろ、仙台市青葉区二日町付近の県道で軽乗用車を酒気帯び状態にもかかわらず、運転した疑いがもたれている。

現場を管轄する仙台中央署員が同区内をパトロールしていたところ、車線を跨いだ状態でふらつきながら走るクルマを発見。追跡して状況を確認した上で停止を命じ、運転していた男に対してのアルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したという。事故は起こしていなかった。

警察の聴取に対して男は「友人と一緒にハイボールなどを数杯飲んだ、帰宅する途中だった」などと供述しているようだ。警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、同様事案の再発防止徹底を指導していく方針だという。

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飲酒運転を取り締まる側の立場である警官の飲酒運転は言語道断だが、飲酒運転による危険性を軽視し、それをやってしまう側には「これぐらいなら大丈夫」という自信もあるのだろう。

しかし、その自信は「あくまでも当人の思い込み」に過ぎず、ふらついた状態での走行であるとか、今回のように車線またぎを行って発見されてしまうことが多々となる。

今回は発見したタイミングが運転開始直後と早期であり、信号を無視して他車両や人を巻き込むような事故を起こさなかったことだけは幸いだった。

《石田真一》

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