日産車体、18年ぶり赤字転落…無資格者の完成検査問題で 2018年3月期決算

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日産車体九州工場(参考画像)
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日産車体が発表した2018年3月期の連結決算は、無資格者の完成検査問題でリコール関連費用43億円を計上したため、当期損益が22億9700万円の赤字になった。最終赤字となったのは18年ぶり。前年同期は82億2300万円の黒字だった。

売り上げ台数は完成検査問題で国内市場向けモデルの生産を一時中止したほか、その後も完成検査工程の改善に向けて生産工程のラインスピードを落としたため、前年同期比7.9%減の21万2198台と落ち込んだ。

売上高はモデルミックスの改善もあって同1.3%減の5586億円と微減だった。

営業利益は売り上げ台数の減少で、同89.1%減の13億3000万円、経常利益が前年同期比86.2%減の17億5600万円と大幅減益だった。

今期の通期業績見通しは売上高は同12.8%増の6300億円、営業利益が126億円、経常利益が130億円、当期利益が87億円を予想する。

《レスポンス編集部》

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