自衛隊「七十三式小型トラック」が子供たちに人気…筑フェス2018

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筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日) 全 31 枚 拡大写真

自衛隊の車両を間近で見たことはあるだろうか。一般道を走行中の自衛隊車両を時折見かけることはあるが、普通のクルマのようにディーラーに置いてあることはない。

【画像全31枚】

なかなか近くで見る機会はなさそうだが、実はイベントで見ることができるのだ。5月5日に筑波サーキット(茨城県下妻市)で開催された『筑波サーキット・カーフェスティバル2018(略称:筑フェス)』。共同開催となった動車総合ニュースメディア『レスポンス』のファン感謝デーに自衛隊がブースを出展し、陸上自衛隊の『七十三式小型トラック』の展示と子供向けのミニ制服試着体験を実施した。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
自衛隊は各都道府県ごとに地方協力本部を構え、この日は地元の茨城地方協力本部が七十三式小型トラックを展示していた。茨城県内には6つの事業所があり(本部は水戸市)、管轄する市町村のイベントからオファーがあれば大小問わずに出向くという。

2011年の震災以降、災害派遣時など自衛隊の様子は多く報じられるようになったが、まだまだ活動内容は広く伝わっていない。活動紹介や自衛官募集のピーアールも兼ねて、茨城地方協力本部だけでも年間50ほどのイベントに参加している。

隊員たちが迷彩服で来場者たちを迎えていた。今回は陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊からそれぞれ数名が参加しており、3色の迷彩服がそろっている。

今回のブースをまとめていた筑西地域事務所長は迷彩服について、「私たちは本来は部隊、基地の隊員でありますので、震災などがあったら迷彩服で災害派遣に参加します。そういう時に『この服装を見たら安心してください』ということを小さなお子さんにお話しています」と教えてくれた。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
街では見る機会が少ない迷彩服。子供なら見たことがない、知らない場合もあるだろう。ミニ制服試着体験と合わせてイベントを通じて迷彩服に親しみを持ってもらえたら、子供たちにとっても有事の際に頼ることができる存在になれる。

「自衛隊がどういう仕事をしているか、(日常では)まず見ることがありません。私たちが少しでもそのピーアールをして、自衛隊の認識を変えていただければということで活動しています」

展示されていた七十三式小型トラック(1/2t トラック)だが、ベースとなっているのは一般車で三菱自動車工業のパジェロだ。外観はアンテナの架台が設けられたり、スコップやジェリカンが取り付けられ、全体的にゴツゴツした印象を受ける。ナンバープレートは一般車とは異なる6ケタの数字が付与され、展示車両は「01-8017」だった。前2ケタの数字は車両の種類ごとに与えられるもので、00~03なら小型トラック系となる。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
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また民間の車検を通るとフロントガラスに車検証シールを貼るが、自衛隊の車両は内部で整備を行うため車検証シールはない。

「その代わりに車検の形として陸上自衛隊は桜、航空自衛隊は羽、海上自衛隊は錨のマークをバンパーやボンネットにあしらって車検の代わりとしています」

七十三式小型トラックにもバンパー中央に桜のマークが配置されていた。車検以外にも各種免許取得が自衛隊内部で可能だ。民間の自動車学校に行かずに済むため、学校を卒業してまだ免許がない人でも安心して入隊できるとのこと。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
ゴツいボディだけに、洗車は隊員たちが手洗いで行なっている。ボディカラーは「OD(オリーブドラブ)色」だ。駆動形式こそAT車だがそれ以外はキーロックを始めほとんどが手動で行う仕様になっている。これには「一つひとつの動作を注意しながら行う意識づけ」という意味合いがある。ドアを開けると内張りもなく、中央にはロールバーが配置されていた。訓練時には幌を外し、フロントガラスは前方に倒れるようになっている。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
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筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
ブースを手伝っていた茨城地方協力本部の募集課長(2等空佐)は、「自衛隊には特殊な乗り物がたくさんあります。そういうものに乗りたい、操縦したい、運転したいという方はぜひお試しで入っていただけたら。資格も取れますので興味を持っていただいて、少しでも自衛隊への理解を深めてもらえたらいいなと思います」とアピール。

筑波サーキット・カーフェスティバル2018で自衛隊がブース出展(2018年5月5日)
全国の地方協力本部はそれぞれの公式サイトで各地のイベント情報を公開している。自衛隊車両や仕事そのものに興味がある人は、一度足を運んで見るといいだろう。きっとより身近に自衛隊の存在を感じることができるはずだ。

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《Hideyuki Gomibuchi》

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