片道約550km、乗り放題4日間…東日本高速が新しい二輪車ツーリングプラン

モーターサイクル 企業動向
東北地方の高速道路をカバーする「バイクラブフォーラム一関スペシャルコース」
東北地方の高速道路をカバーする「バイクラブフォーラム一関スペシャルコース」 全 2 枚 拡大写真

かつてない広大な高速道路の旅を堪能できる二輪車ツーリングプラン(=TP)が、東日本高速から発売される。同社、中日本と西日本の3社は、今年4月から二輪車TPの取扱いを始めたが、これとは別格、さらに期間限定だ。

東日本高速が宮城県道路公社と共に売り出すのは「バイクラブフォーラム一関スペシャル」だ。8月3日開催のバイク・イベント「BIKE LOVE FORUM」を記念して、スペシャルと名付けられた。予約可能期間は8月1日~8月31日までの1か月間限定。プラン料金は9500円。東京圏から出発し、東北エリア岩手県一関市周辺までの高速道路をみっちり堪能できる。

スペシャルTPの特徴は3つある。1つ目は長大な利用エリアだ。例えば、東北道なら埼玉県川口市の川口JCT~岩手県松尾平市の松尾八幡平ICまで、距離にして片道約550kmが乗り降り放題。特徴の2つ目は、連続する4日間という長い利用期間。先行するTPの利用期間は、ほとんどが2日間。最も長い「東北道・常磐道、磐越道」プランでも3日間だった。そして、特徴の3つ目が格安なプラン料金設定だ。バイクの高速道路料金は軽四輪と同じだから、前述の川口JCT~松尾八幡平ICの場合は、通常料金なら片道9070円。

さらに、岩手県から秋田県までの八幡平を横断する高原道路「八幡平アスピーテライン」や、岩手吾妻スカイライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドラインの福島3大ラインも乗り放題。出発から目的地まで一度も乗り降りしなくても、これだけでプラン料金を上回ってしまう。圧倒的な割安感がある。

利用方法は他のTPと同じ。パソコンやスマートフォンから連続する4日間を「ドラ割」サイトから予約するだけ。ETCを利用するため事前の料金支払いも、利用しなかった時のキャンセル料も不要なので、天候次第で気軽に日程を選び直せるのも便利だ。プラン利用は何度でも可能だが、ETC搭載車限定。8月限定の利用のため、申込受付は7月12日15時から可能になる。

今までもこれからも登場しないのではないか、というほど東北が近くなるツーリング・プラン。企画した東日本高速料金計画課の布橋美樹男氏は「高速道路を使った旅で、岩手県一関市周辺を中心に、世界遺産のある中尊寺、龍泉洞などの観光地、景勝地に足を運んでいただければ」と話す。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る