スズキ、自動車技術会賞で浅原賞学術奨励賞、論文賞、技術開発賞を受賞

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スズキは5月23日、同社技術者が「第68回 自動車技術会賞」にて「浅原賞学術奨励賞」、「論文賞」、「技術開発賞」を受賞したと発表した。

自動車技術会賞は、自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励し、また次代を担う技術者・研究者を養成、支援することを目的として自動車技術会が創設。「学術貢献賞」、「技術貢献賞」、「浅原賞学術奨励賞」、「浅原賞技術功労賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞を表彰する。

今回、浅原賞学術奨励賞では、「Ptクラスターのサイズ制御による排ガス浄化触媒の耐熱性向上」で、環境・材料・生産技術開発部の津田豊史氏が受賞。排ガス浄化用触媒には希少かつ高価な貴金属が使用されている。今回、その使用量低減につながる白金の粗大化抑制技術の開発に取り組み、省貴金属触媒設計の方向性を示した点が評価された。

論文賞では、「CT半導体レーザ吸収法を用いたエンジン筒内の2次元時系列温度分布計測」で徳島大学の出口祥啓教授ら3名とともに、開発本部横浜研究所の岡本智美氏と四輪パワートレインシステム開発部の渡邉直人氏が受賞。エンジン構造を改造することなく、筒内の温度・濃度分布を計測できる技術として、学術的・産業的に高く評価された。

技術開発賞では、「ロボットによる鋳鉄溶解炉のノロ取り作業自動化技術の開発」で、第一生産技術部の岩本雅夫氏と江頭良太氏、第二生産技術部の松本明氏、第四生産技術部の河邑尚弥氏、大須賀工場鋳造第一課の牧野明男氏が受賞。鋳造分野の中で最も危険かつ過酷で熟練者に頼ったノロ取り作業について、量産レベルでの自動化を世界で初めて実現した点などが高く評価された。

《纐纈敏也@DAYS》

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