スーパースポーツバイクはついにフレームもCFRPの時代に…人とくるまのテクノロジー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
Mubea社のブースに展示されていたBMW HP4レース用のCFRP製フレーム。一体成形だが、部位ごとにCFの方向性を変え、剛性を調整している。
Mubea社のブースに展示されていたBMW HP4レース用のCFRP製フレーム。一体成形だが、部位ごとにCFの方向性を変え、剛性を調整している。 全 4 枚 拡大写真

人とくるまのテクノロジー展で注目すべきは、電動化や自動運転技術だけではない。あらゆる動きの効率を向上させる軽量化技術や、省燃費のための新構造、信頼性を高める精度や素材、製法の追求など、ものづくりに関心をもつ者を魅了する技術の宝庫だ。

【画像全4枚】

軽量化で最も効果的なのは、軽量で強靭な炭素繊維を用いることだ。オートバイの分野でもより軽量化を進めるために、外装部品にCFRP(炭素繊維強化樹脂)を用いる例は増えているがホイールはおろか、ついにはフレームまでCFRP製が登場した。

BMWのスーパースポーツバイク用として開発されたCFRP製のフレームを展示していたのは、ドイツのサプライヤーMubea社のブース。同社は子会社にCarbo Techと言うCFRP専門企業も傘下に収めており、高品質なCFRP製品を自動車メーカーなどに納入している。

そのCFRP製フレームは、従来のアルミ製フレームの形状に近いもので、ピボット部にはアルミ合金製のライナーが組み込まれている。中空構造で要所には発泡樹脂などの充填剤によって強化されており、重量は何と8kg以下だとか。しかもねじり剛性は従来のアルミフレームとは比べ物にならないほど高いらしい。

このフレームは金型にカーボンファイバーを敷いて樹脂を注入するRTM製法によって作られており、年間5000台の生産能力が可能だが、このフレームを採用しているBMWのサーキット専用車「HP4レース」は750台の限定生産らしい。もっとも価格もおよそ1000万円と言われているから、腕と経済力の両方を持ち合わせていなければ、手に入れることは叶わないだろう。

今後、さらに排気量の小さいスポーツバイクにも、やがてこうしたCFRP製フレームが導入される日が来るのだろうか。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  2. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  5. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
  4. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  5. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
ランキングをもっと見る