JR東日本とJR東日本レンタリース、DeNAは5月28日、レンタカー無人貸出サービスの実証実験をホテルや東京駅などへ拡大すると発表した。
3社は2017年12月、新潟・長岡・越後湯沢・新白河・福島・郡山にあるJR東日本レンタリース店舗で、レンタカー無人貸出サービスの実証実験を開始した。
各店舗の日産『ノート』1台を無人貸出用とし、スマートフォンのアプリで解錠・施錠ができる「スマートキーデバイス」を搭載。DeNAが提供する個人間カーシェアリングサービス「Anyca」上でJR東日本レンタリース所有車と利用者のマッチングを行うというものだ。利用に際しては、Anycaのスマホアプリで事前に車を検索・予約し、クレジットカードで決済。料金は24時間あたり4000円から。スマートキーデバイスにより、対面での手続きを行うことなく、手軽に車の乗り出しや返却ができる。
この実証実験がユーザーに好評を得ていることから、3社は観光客や地域住民のさらなる利便性向上に向けて、6月1日より実施箇所をJR東日本グループのホテルや東京駅周辺のJR東日本レンタリース店舗などに拡大。
新たにサービスを開始するのは、ホテルメトロポリタン仙台イースト(宮城県)、ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING(岩手県)、ホテルメトロポリタン山形(山形県)、ホテルメッツ水戸(茨城県)、JR東日本レンタリース東京営業所(東京駅)、JR東日本レンタリース那須塩原営業所(栃木県・那須塩原駅)、JR東日本レンタリース勝浦営業所(千葉県・勝浦駅)の6か所となる。
3社は今回のサービス拡大により、ホテル宿泊客が手軽にレンタカーを利用できることの効果や、駅レンタカー営業所の営業時間外での利用に関するニーズなどを検証していく。