ダイムラー、自動運転の研究開発センター開設…2025年にトラックとバス向け自動運転実用化へ

自動車 テクノロジー ITS
ダイムラーの自動運転トラックの研究開発車両。フレートライナーがベース
ダイムラーの自動運転トラックの研究開発車両。フレートライナーがベース 全 1 枚 拡大写真

ダイムラーは6月6日、米国オレゴン州ポートランドに、自動運転の研究開発センターを開設した、と発表した。

この研究開発センターは、ダイムラーのトラックとバス向けの自動運転システムを開発するための施設。ダイムラーのトラック部門は2025年、自動運転技術の実用化を目指している。2014年には世界に先駆けて、自動運転機能を搭載したコンセプトモデル、メルセデスベンツ『フューチャートラック2025』を発表した。

2015年には、車体に搭載されるカメラやミリ波レーダーを用いて周囲の状況を検出し、運転操作を行う自動運転技術「ハイウェイパイロット」システムを発表。2016年にはオランダ政府主導の自動運転トラックの隊列走行実験に参加し、ドイツとオランダの公道を大型トラック3台による隊列走行実証実験を行った。

また2015年には、米国ネバダ州でフレートライナーブランドの大型トレーラーが、世界初の自動運転トラックとして公道走行のナンバープレートを取得。米国で初めて公道での自動運転トラックの隊列走行を実施した。米国の公道での自動運転車の隊列走行実験は、世界初の試み。

2018年には、オレゴン州とネバダ州の高速道路において、このトラックを使用した隊列走行実験を計画。ダイムラーはオレゴン州ポートランドに開設した自動運転の研究開発センターを拠点に、2025年の自動運転実用化を目指していく。

《森脇稔》

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