スーパーマーケットにワゴン車が突っ込み、客ら14人が重軽傷

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スーパーマーケットの駐車場内で暴走したワゴン車が、高い速度を維持したまま店の建物へ突っ込む事故が起きた。
クルマは店内を走り抜け、突入したレジ付近にいた客や従業員など多数の人が負傷する惨事となった。

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10日午後3時55分ごろ、群馬県渋川市内にあるスーパーマーケットの敷地内駐車場でワゴン車が暴走し、店の建物内に突っ込む事故が起きた。この事故で14人が重軽傷を負っており、警察は運転していた男を逮捕している。

群馬県警・渋川署によると、現場は渋川市行幸田付近にあるスーパーマーケットの敷地内駐車場。ワゴン車は駐車スペースから前進で進出しようとしていた際に急加速。約50km/h程度の速度を維持したまま店の入口付近に突っ込み、建物内を約15mに渡って暴走した。

クルマは店のレジ付近を直撃し、この周辺にいた客や従業員など14人がクルマにはねられたり、押し出された什器が当たるなどして骨折や打撲などで重軽傷を負った。クルマを運転していた同市内に在住する55歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

事故を起こしたクルマはブレーキを掛けることなく店内へ突っ込んでいったとみられているが、聴取に対して男は「突然、体の右半身が痺れてアクセルを踏み込む状態になってしまった」などと供述しているようだ。警察では疾病原因の可能性も視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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クルマが建物へ突入する様子は他車両に搭載されていたドライブレコーダーによって撮影されており、それによって高速度を維持したまま突っ込んでいく様子が記録されていた。
アクセルは踏み込まれたままだったとみられており、逮捕された運転者が供述している「右半身の痺れ」について検証を進めていくようだ。

《石田真一》

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