曙ブレーキ、新構造ブレーキキャリパーを開発 最大30%の軽量化や偏摩耗低減

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新構造ブレーキキャリパー
新構造ブレーキキャリパー 全 1 枚 拡大写真

曙ブレーキ工業は6月13日、既存のAD型ディスクブレーキの構造を大幅に見直し、自動車の電動化への対応と地球環境保全に配慮した新タイプの「新構造ブレーキキャリパー」を世界で初めて開発したと発表した。

新構造ブレーキキャリパーは、AD型ディスクブレーキ(フローティングタイプディスクブレーキ)や高性能車用ディスクブレーキ(オポーズドタイプディスクブレーキ)で培った技術ノウハウをベースに開発。アルミ素材を用いることで最大30%の軽量化を実現し、燃費向上に貢献するとともに、既存製品に対してブレーキパッドの偏摩耗を1/5程度に低減、車両搭載性やデザイン性も考慮した製品となっている。

曙ブレーキは今後、年内に開発を完了させ、2019年に生産体制を構築。将来は新構造ブレーキキャリパーを軸に、同社で継承してきた技術と新たな差別化技術の融合、発展を図り、電動ブレーキキャリパー、商用車用、産業機械用ブレーキキャリパーほか技術の連続性を視点に、新技術を幅広い製品に展開していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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