【MX-5カップジャパン 第2戦】雨中のもてぎ、堤優威が開幕2連勝

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グローバルMX-5カップジャパン 第2戦
グローバルMX-5カップジャパン 第2戦 全 10 枚 拡大写真

世界同一仕様車による本格的なワンメイクレース「グローバルMX-5カップジャパン」第2戦が6月10日、ツインリンクもてぎで開催された。

当日のもてぎは朝から霧雨。早朝には乾いていた路面も徐々に濡れ、公式予選の始まった10時にはほぼ全面ウエットに。全車がレインタイヤでアタックを開始したが、使い込んだユーズドか新品かの選択が明暗を分けることになった。

予選の結果、ポールポジションは#88 村上博幸。2番グリッドは開幕戦でポールtoウインを果たした#1 堤優威、3番手・4番手はHM RACERSの2台で、#85 佐々木孝太、#84 吉田綜一郎、5番手はTEAM TERRAMOSの#12 梅田剛。決勝レースは予定より40分以上遅れて、15時13分にローリングスタート。雨脚は弱まりつつあったが、全車レインタイヤを装着し、45分先のチェッカーフラッグを目指す。

スタートダッシュを決めたのは2番グリッドの堤。1コーナーの進入時点でポール村上の前に出る。村上は後方スタートの佐々木、吉田、梅田にまでかわされ、オープニングラップで一気に5位までポジションダウン。堤と梅田は新品や比較的溝が深いユーズドのレインタイヤを選択していたが、村上は予選前から使い込んでいたタイヤで決勝に臨んだことが裏目に出た。その後は堤、佐々木の至近距離でのトップ争いが続き、少し離されつつも、梅田も粘ってトップ集団に残る。そして16周目の4コーナー立ち上がりでは佐々木が一度前に出るが、同じ周回の90°コーナーで堤が絶好のコース取りで抜き返す。

このトップ争いに梅田も追いついて、レース開始から44分近くを経過したところでファイナルラップ19周目に突入。第5コーナーで梅田は佐々木のインを差して先行したかに見えたが、立ち上がりで接触して2台は大きく姿勢を乱す。ともに再スタートはできて、堤→佐々木→梅田の順でチェッカーフラッグを受けた。

しかしレース後、このアクシデントは佐々木の衝突行為と裁定され、30秒加算のペナルティが課された。その結果、2位に梅田、3位に吉田が繰り上がり、佐々木は4位に降着。以下、5位に村上、6位に初出場のTOMISANとなった。

なお、HM RACERSが競技会審査委員会の裁定を不服として控訴の意志を示したため、JAF モータースポーツ審査委員会の裁定が出るまで、第2戦の結果は暫定となる。

第3戦は7月1日、鈴鹿サーキットで開催される。

《纐纈敏也@DAYS》

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