現職の警官が飲酒運転で物損事故、車両を放置して逃走

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13日午前1時50分ごろ、高知県四万十市内の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱して電柱に衝突する事故が起きた。運転者はクルマを放置して逃走したが、警察は後に現職の警官を逮捕した。酒気帯び状態だったという。

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高知県警・中村署によると、現場は四万十市具同田黒3丁目付近で、車線区別のない幅員約4.5mの直線区間。軽乗用車は路外に逸脱し、電柱やブロック塀などに衝突した。

運転者は車両を現場に放置して逃走。警察が車両を照会したところ、クルマの使用者は同署・刑事生活安全課に所属する39歳の警部補の男と判明。現場近くの官舎を訪ねたところ、警部補は酒に酔った状態だったが、外出のためにクルマを運転して事故も起こしたことを認めたことから、道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告)容疑で逮捕している。

警部補は前日の午後8時30分ごろから官舎の自室で同僚と酒を飲んでいたという。同僚が帰宅した後、1人で外出しようとした際に事故を起こしていた。官舎から現場までは約500mの距離がある。聴取に対しては「気が動転して立ち去ってしまった」などと供述しており、警察は同僚からも話を聞き、飲酒した量の特定を急ぐ方針だ。

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逮捕された警部補の男と一緒に酒を飲んでいた同僚は「日付が変わる前には帰った」などと供述しているようで、クルマを運転したのはその後となる。こうした飲酒運転による事故で最も多いのは「小腹が減って、買い物に行こうとして事故」というものだが、今回もそのパターンということになるのだろうか。「少しぐらいなら大丈夫」として飲酒運転をしてしまうケースも多々だが、この「少しぐらい」という判断をすること自体が「酔っている証拠」でもあるのだ。

《石田真一》

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