【マツダ CX-3 試乗】本当に罪作りなマツダである…岩貞るみこ

試乗記 国産車
マツダ CX-3 改良新型
マツダ CX-3 改良新型 全 8 枚 拡大写真

昨秋、ガソリンエンジンが追加されたばかりだというのに、早くもマイナーチェンジが施された『CX-3』である。いったいどのタイミングで買えばいいのだとユーザーは迷うところだろう。本当に罪作りなマツダである。

【画像全8枚】

今回のビッグマイナーではディーゼルエンジンが1.5リットルから1.8リットルになり、環境面でも乗りやすさでも貢献しているものの、私としては、アクセルを踏んだ瞬間の加速の軽いガソリンエンジンのよさが気に入っている。

今回は試乗車が4WDだったので乗り心地は重く感じるかと思いきや、それでも十分にディーゼル車よりも軽快な加速感がある。CX-3はカテゴリーとしてはSUVに入るけれど、高すぎない車高となめらかなデザインで街乗り車として選ぶ人も多いのだが、ストップ&ゴーを頻回に行う環境では、この出だしの良さはだんぜん乗りやすい。

さらに好印象なのはシートである。高減衰ウレタンを使用したシートは、体重をかけるとふんわりとお尻を全体的に包み込む。圧が分散して疲れにくいのである。さらにシートバックが背骨のSラインに合わせて張り付くため、運転中の上体がぶれずに運転しやすいのだ。もともとマツダは、ドライビングポジションを的確にとれるよう注力を注いでおり、運転席に座った瞬間から心地よく、まわりが見やすく、操作しやすく、それらが合わさって安心感へとつながるのだが、このしっとりしなやかなシートでさらにその感覚が上がっている感じである。

今回はMTに試乗できなかったものの、CX-3も販売台数の10%はMTだという。わかるなあ。これだけドラポジが的確だと、MTできゅっと走りたくなるというもの。

ところでMT苦手意識の高い人は、坂道発進とエンストがイヤというけれど、ヒルスタートアシストがあれば、クラッチをきってもバックしちゃうことなく坂道発進はあわてずにできるし、アイドリングストップ機能の効用で実はエンストもしなくなっている(一度、エンジンが止まっても、クラッチペダルを踏み込むと再始動)。

渋滞の面倒臭さまで持ち出されると困るけれど、各社、MTをラインナップからはずしてくるなか、人馬一体を声高に言うマツダの動きは頼もしい限りである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  2. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  3. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
  4. スバル『BRZ』後継はトヨタ『セリカ』兄弟車に!? フル電動の可能性も
  5. アウディ初のハイブリッドスーパーカー『ヌヴォラーリ』発表、V8エンジン搭載で最高出力1000馬力超
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
  4. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  5. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
ランキングをもっと見る