BMWグループは6月16日、新型BMW『8シリーズクーペ』にデジタルサービスを導入すると発表した。
新型BMW 8シリーズクーペには、BMWとして初めて、OTA(over the air、無線)によるソフトウェア更新が可能に。このシステムは、「リモート・ソフトウェア・アップグレード」と命名された。アップグレードは、Wi-Fiネットワークに接続している時、スマートフォンにダウンロードされているBMW コネクテッドApp経由で行われる。車載のSIMカード経由で、直接インポートすることも可能。
また、新型8シリーズ クーペのデジタルサービスには、他のBMW車とのネットワーク化による危険警告をはじめ、スマートフォンによる車両へのアクセスとエンジン始動を可能にする「BMWデジタルキー」がある。
BMWデジタルキーは、近距離無線通信規格の「NFC」技術を採用しており、スマートフォンからの車両のロックとロック解除が可能。一般的なキーなしで、車両を動かすことができる。車内でスマートフォンをワイヤレス充電または専用トレイに置くと、エンジンが始動できる。
ドライバーは自動的に検出され、車両キーまたはBMWデジタルキーを使用するか、コントロールディスプレイでユーザーを選択して正しいPINを入力することで、個人設定が有効になる。BMWコネクテッドアプリからアクセスできるBMWデジタルキーは、最大5人と共有することが可能、としている。