メルセデスベンツ CLS 新型、上野社長「新しいデザインを切り拓くモデル」

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ CLS 新型 発表会
メルセデスベンツ CLS 新型 発表会 全 8 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は6月25日、7年ぶりに全面改良した4ドアクーペ『CLS』を発売した。直列4気筒ディーゼルエンジンと、直列6気筒エンジンにモーターを組み合わせた2種類のパワートレインがあり、価格はそれぞれ799万円、1038万円となっている。

メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日に都内で開いた発表会で「CLSは、クーペのようなエレガントでエモーショナルンスタイリングに、4ドアセダンの快適性、実用性を融合させた、4ドアクーペという新しいカテゴリー生み出したモデルとして、2004年にデビューした。その後、このセグメントは大変盛り上がりをみせ、今日では4ドアクーペは一般的なセグメントとして確立されたといっても過言ではない。CLSもこの独特なスタイリングにより多くのお客様に大変愛され、全世界でこれまで約38万台が販売された」と、これまでのCLSシリーズの軌跡を紹介。

その上で「CLSのコアバリューは何といっても、この流麗なデザイン。『Sクラス』が、メルセデスベンツにとって、その時点での最新の技術をすべて実現させるモデルだとすると、CLSはメルセデスベンツの新しいデザインを切り拓くモデルといえる。今回のモデルチェンジでもその役割を果たし、最新のメルセデスベンツをまとって登場した」と述べた。

2つあるパワートレインのうち直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載する「CLS220dスポーツ」について上野社長は「最高出力194馬力、最大トルク400Nmを発揮し、とても力強い加速を実現しているだけでなく、クランクケースとピストンに熱膨張率の異なる素材を使用することでシリンダー内の摩擦を低減するなど効率向上を実現した大変意欲的なディーゼルエンジン」と解説。

もうひとつの「CLS450 4MATICスポーツ」に関しては「新型直列6気筒エンジンとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)というモーターが搭載されている。これにより効率化はもちろんのこと、トルクフルな加速感や、エンジン始動時の振動を大幅に低減するなど、走行性能や快適性能を、内燃エンジンだけでは到達できなかったレベルまで向上させており、まるで大排気量の自然給気エンジンのような感触で、とても気持ち良くドライブすることができる」とした。CLS450 4MATICスポーツの最大出力は367馬力、最大トルクは500Nmとなっている。

さらに安全運転支援システムも「Sクラスと同等の最新のものを採用」しており、先行車との車間距離や周囲の交通状況を監視してステアリングアシストを行うアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックや、高速道路上での車線変更を行うアクティブレーンチェンジアシスト、車外からスマートフォンによる遠隔操作で自動駐車を実現するリモートパーキングアシストなどが搭載されている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る