逃走中のクルマと追跡のパトカー、双方が道路沿いの民家へ突っ込む

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8日午前5時ごろ、島根県出雲市内の市道で、パトカーに追跡されていた乗用車が路外に逸脱。道路沿いの民家建物へ突っ込む事故が起きた。パトカーも続けて同じ民家へ突っ込んでおり、警察は乗用車の運転者を逮捕している。

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島根県警・出雲署によると、同署員がパトカーで市内のパトロールを実施していたところ、ふらつきながら走行している乗用車を発見。停止を命じたが、乗用車はこれを無視して逃走した。

署員はパトカーでの追跡を開始。乗用車は約2kmに渡って逃走したが、出雲市大津町付近の市道(幅員約4m)を走行中、緩やかな右カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。道路左側の民家敷地内へ突っ込み、そのまま建物へ衝突した。パトカーも同様にカーブを曲がりきれずに逸脱。同じ民家へ突っ込んでいる。

乗用車を運転していた同市内に在住する41歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。男は事故によって軽傷を負っていたが、警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。民家の住人と、パトカーの警官2人にケガはなかった。

事故当時、双方の車両とも速度超過状態で走行していた疑いがあり、警察ではパトカーを運転していた署員からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は緩やかな右カーブとなっているが、逃げるクルマはカーブを曲がりきることができず、そのまま道路左側の民家へ突っ込んでいった。速度超過が事故の一因とみられるが、追跡していたパトカーまで釣られるようにして同じ民家へ続けて突っ込んでおり、こちらも曲がりきれない速度で走行していたとみられている。追跡中の事故ではあるが、追跡のパトカーまで事故を起こすというケースは珍しい。

《石田真一》

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