【鈴鹿8耐】ヤマハ、4連覇に不動の構え「決勝をしっかり戦うのみ」

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YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行 全 3 枚 拡大写真

今大会で4連覇がかかるYAMAHA FACTORY RACING TEAMだが、ジョナサン・レイのスーパーラップを見てもまったく動じることはなかった。

「ライダーたちは、悔しい気持ちがあることは当然でしょう。ただ、鈴鹿8耐は3ライダーそしてチームの総合力の戦いです。だからライバルの動きに惑わされることなく、優勝を目指してチーム一丸で戦います」とはYAMAHA FACTORY RACING TEAMの吉川和多留監督だ。そして「予選2回目は、マシンの最終チェックをしたかったので、無理なタイムアタックは避けてもらいました。これにより準備は整ったので、あとはしっかりと決勝レースを戦うのみです」と吉川監督は続けた。

この吉川監督のコメントに呼応するように、エースライダー中須賀克行は「レイ選手が好タイムを出したけれど、こうした周りの動きを気にすることなく、我々は我々のレースをするのみです。アレックス(ローズ)、マイケル(ファン・デル・マーク)と3人のアベレージタイムが高いレベルで揃っているのも強みですし、やるべきことはすべてやり、すべての準備は整いました。天気だけが気になるところですが、3ライダーのコンビネーションと高いチーム力があるので、しっかりと戦えば結果はついてきます」と、まさに不動の構えだ。

予選結果から、今年の戦いはKawasaki Team GREENとYAMAHA FACTORY RACING TEAMの2強対決の様相が強まったが、ここに調子を上げ始めたRed Bull Honda with 日本郵便の高橋巧、中上貴晶、パトリック・ジェイコブセンがどのように食い込んでくるかが今大会の最大の注目ポイントとなりそうだ。

《佐久間光政》

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