【MINI クーパー 新型試乗】ピュアな走りが再び際立っている…島崎七生人

試乗記 輸入車
MINI クーパー 3ドアハッチバック
MINI クーパー 3ドアハッチバック 全 10 枚 拡大写真

こう見えて(!?)元R50オーナーであるが、正直なところ、以降の“BMWミニ”を路上で見かけても、瞬時にどの世代か判別できる自信はない。言いたいのは、それほどブレずに世界観を守っている……ということだ。

【画像全10枚】

思えばクラシック・ミニ時代から、日本の軽自動車が雰囲気を模倣するほど、ミニの存在感は小さくとも偉大だった。近年ではボディタイプやドア枚数などを増やし、幅広いニーズに応えているのはご承知のとおり。とはいえ、やはりアイコンであり根っからのミニといえば、この3ドアハッチバックということになる。

マイナーチェンジを受けた最新型も、なのでひと目見てミニと判る。ユニオンジャック模様が遂にテールランプにも採用されたり(大所でなら、これまでルーフのデカールや革シートに事例はあった)、ディテールの変更はあるものの、例によりその変わりようのレベルはマニアックだ。

マニアックといえば走りもそう。試乗車「クーパー」で、1.5リットルの3気筒ターボ(136ps/220Nm)に7速DCTを組み合わせた仕様。走らせて実感したのは、加速時のDCTによる変速(シフトアップ)が驚くほどスムースなこと。まるで上級サルーンのように素早くストレスなく実行されるのはDCTならではだ。さらにアクセル開度を大きくしていけば力強い加速が得られ、満足度が高い。

一方で乗り味、ステアリングフィールは、R50以来の流れでいうと、再び気骨あるものに戻された感がある。この点が最新モデルのポイントで、ややハードな味わいを実感しつつワインディングを攻める、そんなステージを積極的に楽しむように……とミニに言われているように思える。日常領域で流せば超スムースだが、いざ走り込めば手応えのある走りが味わえる。最新モデルでは、そんな3ドアハッチバックらしいピュアなコンセプトが際立っている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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