フェラーリ、低温塗装テクノロジーを導入…自動車メーカー世界初

自動車 ビジネス 企業動向
フェラーリが導入した自動車メーカー世界初の低温塗装テクノロジー
フェラーリが導入した自動車メーカー世界初の低温塗装テクノロジー 全 1 枚 拡大写真

フェラーリ(Ferrari)は8月3日、自動車メーカーとしては世界初の低温塗装テクノロジーを導入した、と発表した。

この低温塗装テクノロジーは、米国に本拠を置く大手化学メーカー、PPGインダストリーズと共同開発。2コートの塗装システムとなっており、特別に配合されたクリアコートを使用。塗装の焼き付け温度を、従来の150度から100度に引き下げることを可能にした。

これにより、エネルギーコストを削減。また、低硬化樹脂には、硬化剤の化学的および機械的耐性を高める新しい硬化剤を採用。疎水性と透水性を同時に向上させ、クロスコート結合を強化させる効果を生み出す。

さらに、この新しいソリューションは、カーボンファイバーや複合素材の部品を、車両のボディと一緒に塗装できる特徴を持つ。これにより、さまざまな部品とボディの色を統一することを可能にする。

フェラーリは、この新技術のおかげで、金属性のベースコートと光沢/艶消しのクリアコートを組み合わせて、61種類以上のベースコートを実用化した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る