ダイハツがライバルを迎え撃つべく放ったのは『テリオス・カスタム』…インドネシアモーターショー2018

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ダイハツが発表したテリオス・カスタム
ダイハツが発表したテリオス・カスタム 全 17 枚 拡大写真

ダイハツのインドネシア現地法人「アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)」は8月2日、インドネシア国際モーターショー(GIIAS)2018において、コンパクトSUV「テリオス」をベースとした特別仕様車『テリオス・カスタム』を初出展。他にも多くのコンセプト展示を行った。

ベースとなったテリオスは、2017年11月に3代目としてフルモデルチェンジした7人乗りコンパクトSUVで、新たに前後バンパーやサイドロア部分へアクセサリーパーツなどを追加したのがポイントとなる。

フロント周りは、フロントバンパーにバンパーガードやフォグランプカバーを追加し、フロントグリルをクロームメッキで加飾。リア周りにはバンパーガードとリフレクター周囲にカバーを施し、リアビューを引き締めるブラックのバックドアガーニッシュも装備する。また、サイドビューでは、レッドのアクセントを施したサイドストーンガードを装着し、ボディサイドには前~後まで走るストライプも施した。

インドネシアでは多人数乗車のMPVとしても使えるSUVは特に人気で、その中でテリオスはこれまで使い勝手の良さから高い人気を獲得してきた。そんな中、同時期に三菱から登場した『エクスパンダー』の人気は相当に高く、その影響は決して小さくない。今回の特別仕様車の追加はそのテコ入れの一環と見ていいだろう。

その他、ダイハツはインドネシアで好評の「アイラ」をベースとしたレーシングコンセプト『アイラ・ターボ』を出展。企画はADMのR&Dが担当した。内・外装や走行性能などをレーシング仕様に仕立て、サイドビューには“200ps”の表示が輝く。他に2017年の東京モーターショーに出展した軽商用EVコンセプトカー『DN PRO CARGO』や、日本で販売されている現行『タント・カスタム』や『ブーン』(東京オートサロン2018出展車)など、総勢13台を出展。さらに、先進技術に関するモックアップモデル『DAIHATSU ADVANCED TECH』を出展した。

また、ダイハツはこの場でグループスローガンとして『Light you up』を発表した。これについて、現地入りしていたダイハツの奥平惣一郎代表取締役社長は、「ダイハツはインドネシアで生産を開始して2018年で50周年を迎える。この間、ダイハツはインドネシアの人々に際されるブランドとして発展し続けてきた。“Light you up”が意味するものは、一つは高品質の製品と最高のサービスを個々のユーザーに“光”のように提供し続けること。もう一つは、“軽い”を意味するもので、ダイハツが提供するコンパクトカーはユーザーに負担をかけず利便性を提供していくこと。このスローガンの下、ダイハツグループは今後もユーザー一人ひとりに理想的なモビリティライフを提供していく」と述べた。

《会田肇》

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