高齢者運転のクルマが国道を逆走して正面衝突、双方の5人が死傷

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18日午後11時25分ごろ、山形県上山市内の国道13号を逆走していた軽乗用車と、順走してきた別の軽乗用車が正面衝突する事故が起きた。この事故で逆走側の高齢男女が死亡。順走側の3人も重軽傷を負っている。

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山形県警・上山署によると、現場は上山市金瓶付近で片側2車線の緩やかなカーブ。中央分離帯が設置されている。軽乗用車は上り線側の第2車線を逆走。直後に順走してきた別の軽乗用車と正面衝突した。

衝突によって双方のクルマが中破。逆走車を運転していた福島県南相馬市内に在住する84歳の男性と、同乗していた82歳の女性は全身を強打しており、現場で死亡が確認された。順走車に同乗していた29歳の女性が胸部骨折などの重傷。運転していた山形県南陽市内に在住する30歳の男性と、同乗していた4歳の男児も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。警察では交差点から誤進入した可能性が高いとみて、逆走開始地点の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は昼夜を通して交通量の多い区間。中央分離帯で仕切られていることもあり、交差点を右左折した際に対向側へ誤進入し、そのまま第2車線(左車線)を走行していた可能性が高いとみられている。

自身が逆走していると認識していない場合、クルマは左側をキープして走行する傾向にある。2車線道路を1車線と思い込んでいるため、そういう行動になるといわれている。

《石田真一》

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