路地でバックしていたトラックにはねられた男児が死亡

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行き止まりとなっており、交通量も少ない路地で遊んでいた男児に対し、方向転換しようとバックしてきたトラックが衝突する事故が起きた。男児は死亡しており、警察はトラック運転者を逮捕している。

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20日午後3時30分ごろ、佐賀県佐賀市内の市道で、方向転換のためにバックしていたトラックと、後方を歩いていた男児が衝突する事故が起きた。

佐賀県警・佐賀北署によると、現場は佐賀市兵庫町藤木付近で車線区別のない幅員約5mの直線区間。トラックは行き止まりとなっている区間へ誤って進入してしまい、方向転換するためにバックで走行していたところ、後方を歩いていたとみられる4歳の男児をはねた。

男児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。トラックを運転していた福岡県筑紫野市内に在住する38歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は行き止まりとなっていることもあり、交通量が非常に少ない区間。死亡した男児の自宅からは約50m離れた場所だった。警察の聴取に対して男は「何かにぶつかった音で事故に気づいた。後方の安全確認が不十分だった」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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普段は車両の通行がほとんどないこともあり、死亡した男児はここで遊ぶことが多かったようだ。事故を起こしたトラックは業務中に現場付近で道に迷い、現場となった路地に入り込んでしまったという。

《石田真一》

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