STマイクロ、車載用デジタル入力D級オーディオアンプを発表 車両安全システムのサウンド機能に最適

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
STマイクロエレクトロニクス FDA903D
STマイクロエレクトロニクス FDA903D 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは8月22日、車両安全システムのサウンド機能に最適な車載用デジタル入力D級オーディオアンプ「FDA803D」「FDA903D」を発表した。

FDA803DおよびFDA903Dは、1×45Wの車載用デジタル入力D級オーディオアンプで、テレマティクス、緊急通報システム(eCall)、ハイブリッド自動車・電気自動車の車両接近通報装置(AVAS)に適している。I2SおよびTDMデジタルオーディオ信号入力と、低ノイズと優れた音質を実現するLCフィルター後段からのフィードバックを備え、設計の簡略化および部品コストの削減が可能。さらに、再生中の異常なDCオフセット検出やオープン検出など、I2Cによる車載対応の自己診断機能を搭載し、コストパフォーマンスに優れたセーフティシステムに不可欠な次世代のアンプを実現する。各種機能により、車載機器に要求されるISO 26262 ASIL(自動車安全性レベル)の認証取得に寄与。またFDA903Dには、スピーカを継続的にモニタする負荷電流検知機能が追加。先進的な診断機能とスピーカの性能向上を実現する。

また両製品は優れた音質に加え、低い全高調波歪率を実現。車両安全システムへの搭載だけでなく、ハイエンドのインフォテインメントシステムへのオーディオチャネル増設にも使用できる。2Ω負荷までのスピーカを駆動できるほか、出力パワーの制限機能を内蔵しているため、小型で低コストのスピーカを保護しつつ駆動させることが可能。また、最大90%の効率と、底面にヒートスプレッダを搭載するPowerSSO36パッケージの高い放熱性能によりヒートシンクは不要。モジュールの小型化と車両への実装の簡略化を可能にする。

両製品とも現在サンプル出荷中で、参考サンプル価格は、1000個購入時にFDA803Dが約2.6ドル(約286円)、FDA903Dが約2.8ドル(約308円)。

《纐纈敏也@DAYS》

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