世界有数の電池メーカーで、自動車事業も手がける中国のBYDは8月29日、2018年上半期(1~6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は521億6300万元(約8460億円)。前年同期の438億1700万元に対して、19%増と、2桁の伸びを達成する。
一方、2017年上半期の純利益は、4億7900万元(約78億円)。前年同期の17億2300万元に対して、72.2%の減益となっている。
大幅な減益となった大きな要因が、新車販売の落ち込み。自動車部門のBYDオート(比亜迪汽車)が、中国政府の補助金の縮小により、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などのエコカー、「NEV」(ニュー・エナジー・ビークル)の販売を減少させた。
それでも2018年上半期、BYDオートは中国のニュー・エナジー・ビークル(乗用車)市場において、およそ20.3%のシェアを獲得。BYDオートは、シェア1位に立った、としている。