ULジャパン、EV/HV用試験設備「EHVチェンバー」によるEMC試験サービスを開始 国内初

自動車 テクノロジー 安全
固定型ダイナモメーター
固定型ダイナモメーター 全 2 枚 拡大写真
米国の第三者安全科学機関ULの日本法人であるULジャパンは、自動車業界向け試験所「オートモーティブ テクノロジー センター(ATC・愛知県みよし市)」内に、国内初となる電気自動車(EV)およびハイブリッド自動車(HV)部品向け固定型ダイナモメーター搭載電波暗室「EHVチェンバー」を開設し、9月3日よりサービス提供を開始した。

2016年10月、国際規格「CISPR 25:2016 Edition4」の正式発行により、Annex IにEV/HVに搭載される高電圧電源製品の評価方法が追加。EV/HV用車載部品の製品化段階で、走行中を模擬した実負荷試験が要求されるようになった。

EHVチェンバーは、最高トルク125Nm、最高回転数1万2000rpm、動力吸収容量170kWまでの実負荷を再現する。さらにATCでは、欧州メーカーがEVに要求する電気試験も提供しており、近年増加傾向にある車載向け高電圧製品にも対応。ATCは2つの最新試験をワンストップで提供できる国内唯一の試験所となる。

現在各国の次世代自動車普及へ向けての対策は急速に進み、国内各車両・部品メーカーもEV/HVに付随する試験要求に対応すべく、迅速に体制作りを進めている。ULは、最先端試験設備であるEHVチェンバーの導入を通じて、国内メーカーの試験期間の短縮を実現し、開発体制のサポートを強化する。

《纐纈敏也@DAYS》

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