ボルボが完全自動運転コンセプト発表、競合は短距離国内航空路線---300kmが境界線

エコカー EV
ボルボ 360c
ボルボ 360c 全 9 枚 拡大写真

ボルボカーズは9月5日、完全自動運転コンセプトカー、ボルボ『360c』(Volvo 360c)を発表した。

ボルボ360cは、ドライバーが運転操作を車両に任せる完全自動運転のコンセプトカー。360cの乗員は移動中、仕事をしたり、趣味に打ち込んだり、ラウンジのようにくつろいだり、仮眠を取ったりすることができる。360cのインテリアは、モバイルオフィスやリビングルーム、エンターテインメント空間、ベッドルームとして利用できるように設計された。

ボルボカーズが想定している360cの競合相手は、短距離の国内航空路線。ボルボカーズによると、国内線は飛行時間が短いものの、セキュリティなどの面から搭乗には時間がかかる。自宅まで迎えに行き、目的地まで完全自動運転で送り届けるボルボ360cは、短距離の国内航空路線のライバルになり得る存在という。

ボルボカーズは移動距離が300km程度なら、360cの利便性が航空機に勝ると見込む。例えば、米国では2017年、7億4000万人以上が国内線を利用した。ニューヨークからワシントン、ヒューストンからダラス、ロサンゼルスからサンディエゴなどの国内線は、空港への移動時間やセキュリティチェック、搭乗の待ち時間などを含めると、車よりも時間がかかるという。

ボルボ360cのインテリアは、「ファーストクラスのプライベートキャビン」が目標。パワートレーンはEVで、運転操作に必要なステアリングホイールやペダル類をなくすことで、インテリアの設計の自由度を高めた、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る