三井住友海上とあいおいニッセイ同和、認知症運転者による被害を補償する特約を新設 業界初

自動車 ビジネス 国内マーケット
心神喪失等による事故の被害者救済費用特約の補償範囲のイメージ
心神喪失等による事故の被害者救済費用特約の補償範囲のイメージ 全 1 枚 拡大写真

三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険は、認知症などの運転者による交通事故被害者の迅速な救済を図るため、業界初となる自動車保険「心神喪失等による事故の被害者救済費用特約」を開発、2019年1月から提供開始する。

「心神喪失等による事故の被害者救済費用特約」を設定するのは業界初。運転者が責任無能力者のため、損害賠償責任を負わず、その責任無能力者の監督義務者が不在または監督義務者の責任が認められない場合、被害者を被保険者として、運転者が支払うべき損害賠償金を特約により支払うもの。

特約により、運転者の責任能力の有無やその家族の監督責任などの事実確認の調査を待つことなく、迅速な被害者救済を図る。

交通事故に占める高齢者の割合は増加傾向にあり、認知症などにより運転者の責任能力の有無が争われるケースや、運転者家族が監督義務者として賠償責任を問われるケースもある。現行の自動車保険では、監督義務者がいない場合、保険金を支払えないため、被害者を救済できない課題があるほか、賠償責任の有無を確認するため、調査に一定の時間を要し、被害者には精神的な負担となっている。

特約を新設することで、責任無能力の運転者による事故で救済できない被害者の発生を防止する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る