直前までパトカー追跡のクルマが電柱衝突、2人が重軽傷

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不審車両の疑いでパトカーが追跡していたクルマが路外に逸脱、電柱へ衝突した。この事故で助手席の同乗者が足を骨折するなどの重傷を負うこととなった。

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8日午前0時20分ごろ、兵庫県加古川市内の市道で、直前までパトカーの追跡を受けていた乗用車が路外に逸脱。道路左側の電柱へ衝突する事故が起きた。同乗者が重傷を負っており、警察は運転者から事情を聞いている。

兵庫県警・機動パトロール隊と加古川署によると、同市内で不審車両の目撃情報があり、これを受けて周辺捜索を行っていた機動パトロール隊員が特徴の似たクルマを発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。

隊員はパトカーでの追跡を開始。クルマは速度を上げ、信号無視をしながら逃走したことで振り切られる状態となったが、そのまま追走していったところ、追跡開始地点から約2km離れた加古川市西神吉町西村付近の市道で乗用車が路外に逸脱し、道路左側の電柱に衝突しているのを発見した。

衝突によってクルマは中破しており、助手席に同乗していた29歳の女性が足を骨折するなどの重傷。運転していた同市内に在住する26歳の男も軽傷を負っていたが、警察は道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕。その後に釈放し、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑も加え、任意での調べを進めている。

警察では男が逃走した動機を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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「追われるから逃げる」のか、「逃げるから追いかける」のか。こうした追跡劇の果てに起きた事故では必ずテーマになってくるものだ。何もやましいことがないのであれば停止して職務質問にも応じればいいのだが、逃げてしまうことで心象も悪くなり、そしてこういう事故も起きてしまう。

《石田真一》

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