第一汽車、ロールスロイスのチーフデザイナーを副社長に…独自の高級車ブランド強化へ

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第一汽車がロールスロイスの前のチーフデザイナー、ジャイルズ・テーラー氏をデザイン担当グローバル副社長に任命
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中国の自動車大手の第一汽車(FAW)は9月7日、ロールスロイスの前のチーフデザイナー、ジャイルズ・テーラー氏をデザイン担当グローバル副社長兼最高クリエーティブ責任者(CCO)に任命した、と発表した。

第一汽車は、中国で最初の自動車メーカー。フォルクスワーゲングループやトヨタ、マツダなどと、合弁会社を設立している。

ジャイルズ・テーラー氏は、高級車のデザインで豊富な経験を持つ。ジャガーカーズに13年間勤務し、この間にジャガー『XJ』や『XK』のチーフデザイナーを務めた。2011年に、ロールスロイスモーターカーズに入社。2012年から最近までデザイン担当ディレクターの地位にあった。『ドーン』や『ファントム』、新型SUVの『カリナン』などのデザインを手がけている。

ジャイルズ・テーラー氏は、第一汽車の独自の高級車ブランド「HONGQI(紅旗)」のスタイルコンセプトを主に担当する予定。第一汽車のデザイン開発システムを確立するほか、自動運転車を含む全製品に国際化されたデザイン哲学を導入していく。

なお、テーラー氏はドイツのミュンヘンに駐在。ミュンヘンで新しい第一汽車デザインセンターの設立を進め、同センターでグローバルなデザインチームを結成する計画、としている。

《森脇稔》

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