ボルボカーズCEO、任期を2022年まで延長…全車電動化や自動運転などを推進へ

自動車 ビジネス 企業動向
ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEO
ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEO 全 1 枚 拡大写真

ボルボカーズ(Volvo Cars)は9月10日、ホーカン・サムエルソン社長兼CEOの任期を、2022年まで延長すると発表した。

ホーカン・サムエルソン氏は2012年10月、CEOに就任。以来、ボルボカーズは大きな変革を遂げた。新開発のプラットフォーム、パワートレーン、安全システム、インフォテインメント技術を導入。プレミアムセグメントにおいて、強力な地位を確立している。

また、ホーカン・サムエルソン社長兼CEOは2017年、自動車メーカーとして最初に、全ラインナップの電動化を宣言。これに他社が追従し、世界的な電動化への大きな流れを生み出す契機になった。

ボルボカーズは、ブランドのアピール手法も変える取り組みを進めており、目的別に顧客とのコミュニケーションを取る形へ、順次移行。今後10年間、500万人以上の顧客と、直接的な関係を築くことを目指す。これにより、顧客基盤を強化していく。

さらに、ボルボカーズは、新たなモビリティブランドとして「M」を立ち上げ。Mブランドでは、スマートフォンにダウンロードしたアプリを通じて、車やサービスへのオンデマンドアクセスを可能にする。ボルボカーズのグローバルモビリティ事業を拡大する戦略の一環となる。

Mブランドの目的は、より多くの人々が自由に、有意義に、そして持続可能に移動することを可能にすること。独自のテクノロジープラットフォームは、より直感的なユーザーエクスペリエンスを提供。新世代のモビリティサービスを推進することを狙う。

ボルボカーズは、ホーカン・サムエルソン社長兼CEOの任期を、2022年まで延長。全車電動化や自動運転、コネクティビティ、新たな自動車の所有形態の確立などを推進していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る