VW、3Dプリント技術を使って部品を大量生産へ…自動車メーカー初

自動車 ビジネス 企業動向
部品の大量生産に3Dプリント技術を導入するフォルクスワーゲン。画像はシフトレバー
部品の大量生産に3Dプリント技術を導入するフォルクスワーゲン。画像はシフトレバー 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月11日、3Dプリント技術を使って、自動車向け部品を大量生産すると発表した。

3Dプリントは、積層造形技術のひとつ。すでにカスタマイズパーツの少量生産や、非常に複雑な形状の部品の少量生産に導入されている。フォルクスワーゲンは自動車メーカーとして初めて、この3Dプリント技術を使って、部品の大量生産に乗り出す。

フォルクスワーゲン車には1台あたり、6000~8000点の部品が使用されている。フォルクスワーゲンはHP社の最新3Dプリント技術、「HPメタルジェット」を導入。これにより、金属部品を3Dプリントで造形できるようになると同時に、現在の3Dプリントに対して、最大50倍のスピードアップが可能になるという。

フォルクスワーゲンでは、シフトレバーやテールゲートのエンブレム、キー、カスタマイズアイテムなどの生産に、この3Dプリント技術を導入する予定。同社は大型の部品も3Dプリント技術を使って生産する計画を掲げており、将来はサッカーボールサイズの部品を、年間10万台の車両向けに3Dプリント技術を使って生産する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る