パトカーに体当たりしてきたクルマに警官が発砲、運転の男が重傷

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車上荒らし犯罪が増加している地域で、職務質問を振り切って逃走した不審車両がパトカーへ体当たりする事件が起きた。クルマは車外にいた警官にも向かってきたため、警官は拳銃を発砲しており、弾を受けた運転者が重傷を負っている。

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12日午前3時10分ごろ、大阪府大阪市生野区で、職務質問を振り切って逃走した男の運転するクルマが、追跡してきたパトカーへ体当たりする事件が起きた。警官は運転していた男に拳銃を発砲しており、男は重傷を負っている。

大阪府警・生野署によると、大阪市生野区巽西3丁目付近で車上荒らし犯罪の警戒をしていた同署員が、無灯火状態で停車している不審な乗用車を発見。運転席にいた男に職務質問しようと接近したところ、クルマは急発進して逃走した。

署員はパトカーによる追跡を開始したが、途中の交差点から別の乗用車が割り込んで追跡を妨害。パトカーを含む3台のクルマは約200m離れた行き止まりとなっている路地に入り込んだが、割り込んできた方のクルマがバックしてパトカーに体当たりしてきたことから、27歳の男性巡査部長が運転席に向けて拳銃2発を発砲。職務質問を振り切って逃走したクルマもバックして逃げ出そうとしたことから、こちらには別の警官が拳銃5発を発砲した。

発砲によって、割り込んできたクルマを運転していた41歳の男は重傷を負ったが、警察は殺人未遂と公務執行妨害の現行犯で逮捕。治療のために釈放したが、この男からは覚せい剤の陽性反応が出た。職務質問を振り切って逃走したクルマの運転者に弾は命中しておらず、混乱に乗じて車両を放置して逃走している。

2台のクルマには盗難届の出されているナンバープレートが装着されており、車両自体も盗難車とみられている。警察では2台の運転者が何らかの犯罪に関与している可能性が高いとみて余罪を追及するとともに、逃げた男の行方を追うなど、事件発生の経緯を詳しく調べている。

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警官に撃たれた男が運転していたクルマはパトカーによる別車両の追跡を妨害しており、男はこの車両の運転者と何らかの関係性があったとみられるている。2台とも盗難されたナンバープレートを装着しており、車両自体も盗難車の可能性が濃厚なことから、警察は付近で発生していた車上荒らし犯罪との関連も含めた捜査を行っている。
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《石田真一》

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