ヤマハ ナイケン 発表…社長も笑顔で走行するワケはLMWのリラックス効果、三輪で転倒の不安が少ない

モーターサイクル 新型車
ヤマハ発動機 日高祥博代表取締役社長
ヤマハ発動機 日高祥博代表取締役社長 全 17 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は9月13日、都内にてリラックスそしてエキサイトメントを提唱するフロント2輪の新型スリーホイーラー『NIKEN(ナイケン)』の国内発売を発表した。

【画像全17枚】

同社の日高祥博代(※)表取締役社長は、レーシングスーツに身を包みクローズドコースにて試乗したときのファーストインプレッションを報道陣に明かした。

「高いグリップ力、安定感を感じられる本物のスポーツツアラーに仕上がっており、二輪の爽快感を損なわず快適に乗ることができます」とのことで、想定するユーザーは「モーターサイクルの知識や経験を豊富に持ち、新しい体験にワクワクし、新しい技術にドキドキしていただく皆さま」と話した。

走行シーンの写真を見ると、ヤマハならではのLMW(Leaning Multi Wheel)テクノロジーによりナイケンの車体はオートバイのように大きく傾き、軽快にコーナリングしているが、それを操る日高社長は笑顔でリラックスしているように見える。


◆フロント二輪だから安定し、エキサイティング!


これがヤマハの言うLMWテクノロジーの効果なのだろう、ライダーの精神的負担が小さく疲れにくいのだ。具体的な効果は、ヤマハ発動機NPM事業統括部花村直己部長が説明した。

まず、フロントの片輪がたとえ滑っても、もう片輪がフォローしてくれる。

「滑りやすい路面状況でも2つある前輪のどちらかが路面をグリップしていれば、前輪のスリップによる転倒リスクが低減します」(花村氏)

そして、強い横風を受けたり、急ブレーキをかけても車体が安定している。

「トンネルの出口や橋の上で強い風を受けて、ドキッとした経験はありませんか? LMWは横風の影響による車体のふらつきが少なく、安定感があります。また、フロント二輪の高いグリップ力によって、直進時に強いブレーキ操作をおこなった場合でも車両が安定して止まれます」(花村氏)

フロント二輪がそれぞれ独立して路面を追従するため、段差を乗り上げてもふらつきにくい。

「段差による衝撃の吸収性も高いため、乗り越えた際に車体がふらつきにくいこともLMWの特徴のひとつです」(花村氏)

こうしたLMWによる効果によって、ライダーは決して歯を食いしばることなく、日高社長のように笑みを見せながらもアグレシッブな走りが楽しめてしまうのだ。

※日高社長の「高」ははしごだかヤマハ発動機は、前2輪・後1輪の大型スポーツバイク『NIKEN(ナイケン)』を、9月13日より予約…

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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