三菱自動車工業は9月2日、クロスカントリーSUV『パジェロ』をフルモデルチェンジし、新世代のフラッグシップモデルとして世界初公開した。
【詳細画像45枚】三菱『パジェロ』新型とワールドプレミアの様子
2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに、日本、オーストラリアへ投入。次年度以降はアセアン、中南米、中東など世界約100カ国へ順次展開していく計画だ。
パジェロは1982年に誕生した本格クロスカントリー4WD車で、初代から4代目までの累計生産台数は329万台を超え、170以上の国と地域で親しまれてきた三菱自動車を代表するモデルだ。
■デザインコンセプト「グランドカリスマ-泰然自若-」
三菱 パジェロ 新型
新型パジェロのデザインコンセプトは「グランドカリスマ-泰然自若-」。水平基調でスクエアな力強いプロポーションをベースに、立体感あふれるボディへと進化させた。
フロントグリルは横桟タイプとハニカムタイプの2種類を設定。ヘッドライトには先進感のあるT字型を採用した。サイドには初代パジェロのロールバーから着想を得たCピラーを採用し、リヤには歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフを取り入れた。
インテリアには14.3インチ大型ディスプレイ2枚で構成されるモノリスディスプレイを採用。パジェロ伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを搭載し、高度計・方位計・温度計・車体の傾きなどを表示する。インストルメントパネルやドアトリムには日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを使用した。
ボディカラーのテーマカラーは「アーマーカッパーメタリック」と「ファントムブルーメタリック」の2色を設定している。
■2.4Lクリーンディーゼルと新開発8速ATを搭載
三菱 パジェロ 新型パワートレインには、ワイドレンジのシングルVGターボを採用した専用開発の2.4Lクリーンディーゼルエンジンを搭載。最大トルクは480N・m(一部仕様は470N・m)で、発進時から高速域まで力強い加速を実現した。新開発のスポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、スムーズな変速フィールを提供する。
4WDシステムには「スーパーセレクト4WD-Ⅱ(SS4-Ⅱ)」を搭載。2H・4H・4HLc・4LLcの4モードを選択でき、高い悪路走破性と日常での扱いやすさを両立する。さらに車両運動統合制御システム「スーパーオールホイールコントロール(S-AWC)」を新たに採用し、AYC・ASTC・ABSを統合制御することで、さまざまな路面状況での安心・安全な走りを実現した。
ドライブモードはNORMAL・ECO・GRAVEL・SNOW・MUD・SAND・ROCKの7種類を設定している。
ボディサイズは全長4920mm、全幅1925mm、全高1910mm(20インチタイヤ装着車)、ホイールベース2870mm。最低地上高は230mm(同)で、アプローチアングル30.4度、デパーチャーアングル25.8度を確保した。
サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リヤに新開発の5リンク式リジッドを採用。高剛性ラダーフレームとの組み合わせで、オフロード性能とオンロードでの乗り心地を高次元で両立した。
■3列7名乗車の広い室内空間と充実した安全装備
三菱 パジェロ 新型室内は3列7名乗車のパッケージングで、2列目シートは150mmのロングスライドとタンブル機構を備える。3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンやシートベンチレーションも採用した。
安全装備では、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)や緊急時車線維持支援機能(ELA)、前進時交差車両検知警報システム(FCTA)などを搭載。高速道路での運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」も備える。三菱自動車初採用のSRSセンターエアバッグを含む8つのエアバッグを装備した。
また、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステム「ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット」を搭載。12個のスピーカーとデュアルアンプにより、あらゆる走行条件で高品質な音楽体験を提供する。
コネクテッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」では、スマートフォンからのエアコン操作や車両状態の確認、SOSコールなどの機能が利用できる。




