ランニングバイクで走行の男児、左折車にはねられて死亡

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自転車とよく似た形状の玩具、「ランニングバイク」に乗って市道を走行していた男児がクルマにはねられる事故が起きた。この事故で男児は死亡しており、警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

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13日午後7時10分ごろ、岡山県倉敷市内の市道で、自転車と似た形状の「ランニングバイク」という玩具に乗って道路を走行していた男児に対し、左折してきた軽ワゴン車が衝突した。この事故で男児は死亡している。

岡山県警・玉島署によると、現場は倉敷市玉島八島付近で幅員約3mの直線区間。交差点に横断歩道や信号機は設置されていない。4歳の男児はランニングバイクと呼ばれる玩具に乗り、犬の散歩をしていた祖父に先行する状態で道路を進行していたところ、交差点を左折進行してきた軽ワゴン車にはねられた。

男児は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、出血性ショックが原因でまもなく死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する40歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は住宅に囲まれて見通しの悪い交差点て、夜間の見通しも悪い区間。男児の進行方向に下り勾配となっていた。ランニングバイクは自転車とよく似た形状だが、ペダルやブレーキは無く、足で地面を蹴って前進する玩具。自転車のような軽車両ではなく、公道走行は認められていない。警察では男児の家族からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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ランニングバイクは幼児用として流行の玩具であり、まだ自転車に乗ることができない3~4歳の幼児をターゲットとした商品だという。自転車と似た形状でありながら、ペダルやブレーキは装備されておらず、足で地面を蹴って進むことから速度も徒歩と変わらない。

車両にはあたらず、あくまでも玩具であることから、公園や私有地、室内での使用が前提となり、メーカーも「公道では使えない」としているが、実際には公道で使われることも多いのが現状とみられる。

《石田真一》

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