ナンバー未装着の2人乗りバイク、強制抑止を試みたパトカーへ突っ込む

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ナンバープレートを装着しない状態で2人乗りしていたバイクが、このバイクを抑止しようと道を塞いでいたパトカーへ衝突する事故が起きた。バイクに乗っていた少年2人が軽傷を負ったが、警察は道路交通法違反容疑で事情を聞いている。

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18日午前3時25分ごろ、静岡県湖西市内の県道を走行していた2人乗りの原付バイクが、このバイクを抑止しようと交差点内に停車していた愛知県警のパトカーへ衝突する事故が起きた。この事故でバイクに乗っていた少年2人が負傷している。

愛知県警・豊橋署によると、同署員が愛知県豊橋市内の県道をパトロールしていたところ、ナンバープレートを装着しない状態で走行する2人乗りの原付バイクを発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視して逃走した。

署員はパトカーでの追跡を開始。逃走するバイクは信号無視や歩道走行をしながら静岡県側へ越境していったが、パトカーは約7km離れた湖西市岡崎付近の県道(片側1車線の直線区間)でバイクを追い抜き、前方の交差点を塞いで強制抑止を試みたところ、バイクはパトカーを避けきれずに衝突。そのまま転倒した。

この事故によってバイクを運転していた湖西市内に在住する16歳の少年と、同乗していた15歳の少年が打撲などの軽傷。パトカーに乗っていた警官2人にケガはなかったという。

警察では2人から道路交通法違反容疑で事情を聞くとともに、バイクの入手ルートなどについても調べを進める方針だ。

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事故が起きた現場は静岡県内だが、バイクを追跡していたのは愛知県警のパトカーだった。現場は愛知/静岡県境から、静岡側へ約1km進んだ地点であり、愛知県警としては「これ以上の逃走は許さない」という意図があったのだろうか。

《石田真一》

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