遮断機の下りた踏切内から脱出を図るも列車と衝突

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警報機や遮断機が作動した後も踏切内に留まり、バックで脱出を図っていたワゴン車に対し、通過中の貨物列車が衝突した。クルマは損壊したが、運転していた男性にケガはなかったという。

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19日午前9時55分ごろ、愛知県一宮市内にあるJR東海道本線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内から後退していたワゴン車に対し、通過中の貨物列車が衝突する事故が起きた。人的な被害は無かったという。

愛知県警・一宮署によると、現場は一宮市木曽川町付近(尾張一宮~木曽川駅間)にある踏切。警報機と遮断機が設置されている。ワゴン車は警報機や遮断機が作動したタイミングでは踏切内に留まっており、バックで脱出しようとしたが、通過中の上り貨物列車と衝突した。

衝突によってワゴン車は中破したが、運転していた46歳の男性にケガはなく、列車の運転士も無事だった。事故処理のため、現場を含む名古屋~岐阜駅間で約2時間30分に渡って運転を見合わせ、約2万3000人の足に影響が出たものとみられている。

警察では往来危険容疑で運転者から事情を聞いているが、漫然進入などが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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前方混雑に構わず、「たぶん大丈夫、列車が来るまでに通過できる」と思い込み、踏切内へ進入してしまったというパターンだろうか。運転時に必要な予測は「たぶん大丈夫」ではなく、「もしかしたら危険があるかもしれない」という予測でないと、こうした事故につながってしまう。事故を防ぐためには、自己にとって都合の良い予測ではダメなのだ。

《石田真一》

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