ボッシュが商用車の自動運転化を促進、成長領域として…ハノーバーモーターショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
ボッシュのプレスカンファレンス(ハノーバーモーターショー2018)
ボッシュのプレスカンファレンス(ハノーバーモーターショー2018) 全 3 枚 拡大写真

ボッシュ(Bosch)は9月19日、ドイツで開幕したハノーバーモーターショー2018(IAA商用車、Hanover Motor Show)において、商用車の自動運転化を進めると発表した。

ボッシュは商用車の自動運転化を、商用車の電動化と並ぶ大きな成長領域と位置付ける。どちらの領域においても、今後10年間で2桁の市場成長が見込まれているという。 ボッシュは、先進運転支援システム(ADAS)が自動運転への道のりの一歩と考えている。

トラックが事故を起こした場合、死者が出るリスクは2倍になるとのデータもある。ボッシュにとって、このデータは、先進運転支援システムを使用して、トラックドライバーの安全を高める大きな理由になるという。ターンアシスタント、ブラインドスポット認識、予知緊急ブレーキシステムは、トラックの事故を防ぐ。ボッシュは他の製品に必要なレーダーセンサーも開発している。

また現在米国では、5万人のトラックドライバーが不足しており、10年以内に3倍に増える可能性がある。欧州も同様の状況。ボッシュはこれらの課題に答えるために、ハブとハブ間の自動運転化に大きな可能性を見出している。

将来、ドライバーレスの自動運転トラックが、デポの間を行き来する。この技術が、輸送業界の問題を解決し、物流会社のコスト、輸送量、安全性を向上させる可能性ある。ボッシュは、商用車の自動運転化により、労働コストだけでなく燃料も節約されることが見込まれる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る