被害甚大の台風21号---自動車や火災保険の受付件数、過去最多に迫る48万5000件[新聞ウォッチ]

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被害甚大の台風21号---自動車や火災保険の受付件数、過去最多に迫る48万5000件[新聞ウォッチ]
被害甚大の台風21号---自動車や火災保険の受付件数、過去最多に迫る48万5000件[新聞ウォッチ] 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年9月21日付

●自動車税下げ要望、自工会 19年度改正焦点に(読売・9面)

●任天堂低額ソフト「発掘」に力、東京ゲームショウ初出展「スイッチ」充実狙い(朝日・8面)

●自動運転の実験大手10社が参加(朝日・8面)

●損保の受け付け台風21号48.5万件、過去最多迫る(朝日・8面)

●自民党総裁3選、圧勝逃す首相誤算、選挙の顔に不安再燃(毎日・3面)

●ガソリン153円70銭、3年9か月ぶり高値(毎日・6面)

●自動運転トラック量産、ダイムラー欧州向け受注開始(産経・10面)

●車両試作数などコスト削減、マツダ「モデルベース開発」活用強化(産経・10面)

●関空きょう全面再開、旅客便17日ぶり通常運航(東京・3面)

●故障車修理保険で補償、損保ジャパン(日経・7面)

●商用車電動化競う、VWなど、独でショー開幕(日経・15面)

ひとくちコメント

きのう9月20日はお彼岸入り。暑さ寒さも彼岸までとは言うが、それにしても「平成最後の夏」となった今夏は、6月の大阪北部地震に始まり、7月には西日本の集中豪雨、9月に入り過去最大級の台風21号、それに北海道の大地震など激甚災害が相次いでいる。

そんな中、日本損害保険協会が、関西を中心に大きな被害を出した台風21号による、自動車保険や火災保険などの支払い保険の事故受付件数が、9月12日時点で約48万5000件になったと発表した。

きょうの朝日などが取り上げている。それによると、被害状況は調査中で、現時点で保険金の支払総額は分からないという。ただ、風水害で過去最高だった1991年9月の台風19号の支払件数の約60万件に迫る件数に達しており、今後の調査で受付件数はさらに膨らむ見通しで「過去最多を更新する可能性もある」とみられている。

一方、6月の大阪北部地震の保険金支払額は866億円、7月の西日本豪雨は1657億円。また、北海道の地震による事故受付件数は約1万2000件にのぼっているが、支払額は未定という。

いずれにせよ、相次ぐ自然災害で損害保険会社の保険金支払い負担は増大の一途。「今後は保険料引き上げにつながるのは必至」とも伝えている。また、災害による保険金支払額は各社の当初の想定を上回る見通しで、一部は再保険料の上昇で回収できるほか、災害に備えた積立金を取り崩せるものの、業績への影響は避けられず「経営の重しとなる」(朝日)の見通しだ。

《福田俊之》

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