メルセデスベンツ Aクラス 新型に初のAMG、「A35」発表…2.0ターボは306hp

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メルセデス AMG A35 4MATIC
メルセデス AMG A35 4MATIC 全 14 枚 拡大写真

●メルセデスAMGは車種ラインナップ拡大を計画


メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)の高性能車部門、メルセデスAMG(Mercedes-AMG)は9月19日、新型『Aクラス』(A-Class)の高性能グレード、メルセデスAMG『A35 4MATIC』を発表した。

メルセデスAMGは、先代Aクラスに「A45 4MATIC」を用意。新型Aクラスでは、メルセデスAMGは車種ラインナップの拡大を計画しており、新世代初のAMGとして、A35 4MATICが設定された。

●0~100km/h加速を4.7秒


「M260型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、AMGがチューニング。ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、「CAMTRONIC」と呼ばれる可変バルブコントロール、高精度ピエゾインジェクター、マルチスパークイグニッションなどを採用。特許技術の「CONICSHAPE」により、シリンダー内部の摩擦を低減し、効率も引上げられた。これらの結果、この直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力306hp/5800~6100rpm、最大トルク40.8kgm/3000~4000rpmを引き出す。

トランスミッションは7速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT7G」。駆動方式は4WDの「4 MATIC」のAMGパフォーマンス仕様。前後の駆動トルク配分はFFを基本に、走行状況に応じて50対50の範囲まで変化する。メルセデスAMG A35 4MATICの動力性能は、0~100km/h加速を4.7秒で駆け抜け、最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。

●5種類の走行モードが切り替え可能


「AMGダイナミックセレクト」は、「スリッパリー」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビジュアル」の5種類の走行モードが切り替え可能。エンジンやトランスミッションのレスポンスなどが変化する。スリッパリーモードは、滑りやすい路面状況に最適で、フラットなトルクカーブが特徴。ギアチェンジはスムーズに、より早いシフトアップが行われる。コンフォートモードは、快適で燃費重視の運転モード。サスペンションとステアリングは、快適性を重視した設定となり、エンジンのスタート/ストップシステムも作動する。

スポーツとスポーツ+モードは、エンジンとトランスミッションが、スポーティな味付けに。エンジンサウンドも、刺激的な方向に変化する。エンジンのスタート/ストップシステムは非作動。スポーツ+モードでは、フル加速をサポートするモード。シフトダウン時には、レブマッチングが行われる。インディビジュアルモードは、ドライバーの好みに応じて、各セッティングを選択して保存できる。

高性能ブレーキシステムは、フロントが新開発の4ピストンモノブロック固定キャリパーと350mm径ディスク、リアが1ピストンスライドキャリパーと330mm径ディスクの組み合わせ。ディスクは穴あきタイプで、シルバー塗装のキャリパーには、ブラックのAMGロゴが配される。

外観は、2本のルーバーを備えたフロントグリル、AMGライン仕様のフロントバンパーとエアインテーク、フロントリップスポイラー、18インチのツインスポークデザインホイール、AMGライン仕様のサイドシルパネルを装着。リアにはディフューザー付きの専用バンパーやルーフスポイラー、ツインエグゾーストを採用。AMGエグゾーストは、排気フラップが走行モードに応じて音質を変化させる。

インテリアには、シートに人工レザーの「ARTICO」とマイクロファイバー素材の「DINAMICA」を使用。黒と赤のステッチが配される。シートベルトは赤で仕上げられている。

《森脇稔》

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