BMW Z4 新型、新開発2.0ターボを追加設定…パワーは197hpと258hp

自動車 ニューモデル 新型車
BMW Z4 ロードスター 新型
BMW Z4 ロードスター 新型 全 16 枚 拡大写真

●高性能グレードの「M40i」が先行デビュー


BMWは9月19日、新型『Z4ロードスター』(BMW Z4 Roadster)に、新開発の2.0リットル直列4気筒ターボを搭載する「Z4 sDrive 20i」と「Z4 sDrive 30i」を追加設定すると発表した。

新型Z4ロードスターは8月、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018」で初公開。この時点で発表されたのは、高性能グレードの「M40i」のみ。M40i は、BMW M社が手がける「M パフォーマンスオートモビル」が開発した高性能モデル。新型『X3』と『X4』に続いて、M40iがZ4ロードスターに初めて用意された。

新型Z4ロードスターのM40iグレードには、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載。Mパフォーマンスの手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。その結果、最大出力は340hpを獲得する。0~100km/h加速は、4.6秒の性能を備える。

●直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが登場


これに対して、今回追加設定されたZ4 sDrive 20iとZ4 sDrive 30iには、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。同じエンジンの出力特性を変えることで、2つのグレードに積み分ける。トランスミッションは8速「ステップトロニック」を組み合わせた。

Z4 sDrive 20iグレードのスペックは、最大出力197hp、最大トルク32.6kgm。動力性能は、0~100km/h加速が6.6秒、最高速は240km/hとなる。一方、Z4 sDrive 30iグレードのスペックは、最大出力が258hp、最大トルク40.8kgm。動力性能は、0~100km/h加速が5.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)と公表された。BMWによると、最大出力は先代比で13hp引き上げているという。

●開閉ルーフはソフトトップ


新型Z4ロードスターは3世代目のZ4。新型はロングノーズ、短いオーバーハング、低重心デザインが特徴。ルーフは先代(2代目)のハードトップではなく、初代モデルと同様、ソフトトップが採用された。開閉は全自動で、開閉にかかる時間はおよそ10秒。走行中でも50km/h以下なら、ソフトトップの開閉が行える。ソフトトップの色は、ブラックが基本。オプションでシルバーがかったアンスラサイトが選択できる。

新型のボディサイズは、全長4324mm、全幅1864mm、全高1304mm、ホイールベース2470mm。先代と比較すると、85mm長く、74mmワイドで、13mm背が高い。ホイールベースは26mm短縮された。トランク容量は281リットルで、先代比で5割以上増えている。

新型Z4ロードスターには最新の車載コネクティビティとして、「BMWオペレーティングシステム7.0」を採用。BMWオペレーティングシステム7.0は、次世代のBMWの表示および操作システム。完全にデジタル化されたシステムで、従来以上にドライバーの要求に緻密に合わせることができるよう設計されている。具体的には、見やすいレイアウトや構造、直感的な操作、カスタマイズ可能な表示のおかげで、ドライバーに適切な情報を、常に最適なタイミングで伝えられるようにデザインされた。

新デザインのフルデジタルコクピットには、ナビゲーションの地図を表示する場所だけでなく、個別に選択した内容の表示スペースが設けられた。2つの高解像度デジタルディスプレイは、「BMWライブコックピットプロフェッショナル」と呼ばれる。センターコンソールに組み込まれたコントロールディスプレイの表示は、シームレスかつ均一にデザインされており、直感的なタッチ操作ができる。また、新型Z4ロードスターには、BMWのロードスターで初となるBMWヘッドアップディスプレイを採用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る